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数年前からタバコ株はオワコンだと言われていますが、去年のJTの株価は右肩上がりで、すごい上昇をみせました。
世界のタバコ株もそのあとに続いていけるのか、とても気になっています。
結論:オワコンではない!
最初に結論から言わせてもらうと、まだまだオワコンではないと思っています。
むしろ株価が下がっている今が投資チャンスかなと感じています。
ただ投資する先はBTIだけに使用と思っているので、そのあたりの理由も後程紹介したいと思います。
世界のタバコ株
世界の代表的なタバコ株の銘柄をまとめてみました。
銘柄 | 時価総額(億ドル) | 売上高(億ドル) | 営業利益(億ドル) |
---|---|---|---|
フィリップ モリス インターナショナル(PMI) | 1,433 | 790 | 170 |
アルトリア グループ(MO) | 713 | 700 | 120 |
ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI) | 659 | 500 | 100 |
ジャパンタバコインターナショナル(JT) | 454 | 250 | 40 |
時価総額が最も大きいのは、フィリップ モリスインターナショナル(PMI)です。
PMIは、アメリカやヨーロッパ、アジアなど、世界各地でタバコ製品を販売する世界最大のタバコ会社です。
営業利益が最も大きいのは、アルトリア グループ(MO)で、アメリカでタバコ製品を販売する最大手企業であり、紙巻たばこや電子たばこなどの製品を展開しています。
ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI)は、世界第2位のたばこメーカーです。ラッキーストライク、ケント、グローなどのブランドで有名ですね。主に欧州、アジア、アフリカで事業を展開しています。
タバコ株の配当利回り
タバコ株といえば高配当!
というわけで株価と配当利回りをザッとまとめてみるとこんな感じ。
銘柄 | 株価(USD) | 配当利回り(%) | PBR |
---|---|---|---|
フィリップ モリス インターナショナル(PMI) | 92 | 5.54 | -15.15 |
アルトリア グループ(MO) | 70 | 9.42 |
-20.94 |
ブリティッシュアメリカンタバコ(BTI) | 30 | 9.86 | 0.71 |
ジャパンタバコインターナショナル(JT) | 26 | 5.46 | 1.72 |
さすがタバコ株!配当利回りはめちゃくちゃ高い!
高配当株の代名詞であるJTは株価が上がってしまった為、利回りはかなり下がってますね。
この利回りをみると海外のタバコ株が魅力的に見えてきます。ですが、MOとPMIはPBRがマイナス。とうてい投資する気にはなれません。
個人的に投資したいのは、割高に感じるJTより、売られまくっているBTIです。
PBRを見ても割安だし、さすがに売られすぎに感じるので今が買い時な気がしています。
BTIはイギリスのADR銘柄でもあるので、現地での配当課税がありません。日本の配当課税のみになるので、新NISAとの相性もバッチリだと思います。
株価が落ちている原因は?
最も大きな影響を与えたのは、メンソールたばこの規制です。
アメリカ食品医薬品局(FDA)は、2021年4月29日、メンソールタバコおよびすべてのフレーバー付き葉巻の販売を禁止する方針を示しました。この規制は、2023年5月23日に施行されました。
FDAの調査によると、メンソールタバコ規制の施行後、18歳から24歳の喫煙率は、2022年末の時点で、規制前の2021年末と比べて、14.4%から10.6%に減少。また、黒人やヒスパニック系の喫煙率も、それぞれ17.3%から13.8%、13.3%から10.9%に減少したとのことです。
BTIは、アメリカでメンソールタバコのシェアが約30%を占めていたため、規制の影響を大きく受けました。
具体的には、BTIの2023年の売上高は、前年比で6.4%減少し、利益は前年比で25.2%減少しました。
また、BTIは、アメリカでのメンソールタバコの代替品として、加熱式たばこ「Vuse」の販売を強化しましたが、十分な成果を上げることができていません。
BTIは、今後もアメリカでのメンソールタバコの代替品として、加熱式たばこや電子たばこなどの製品の開発・販売に注力するとともに、新興市場への投資を拡大することで、収益の回復を目指しています。
メンソールタバコの規制で株価は落ちていますが、今が買い時なのかもしれません。
タバコ株の今後は?
高配当になっているということは、配当が上がるか株価が下がっているかしかないわけですが、海外のタバコ株は後者の影響が大きそうです。
世界のタバコの売り上げは、2022年に1兆779億米ドルに達し、2023年から2028年の間に3.48%の成長率(CAGR)を示し、2028年までに1兆3,288億米ドルに達すると予測されています。
地域別に見ると、オーストラリアを除くアジア太平洋地域が世界最大の紙巻きタバコ市場となっています。アジア太平洋地域の成長は、人口の増加と可処分所得の上昇に大きく起因しています。
また、非燃焼系製品の市場も拡大しており、2022年には63億米ドルに達し、2028年までに388億米ドルに達すると予測されています。
たばこ産業はゆるやかに成長していくと予想されます。
懸念点としては、先進国での健康志向の高まりや少子高齢化などの影響により、喫煙率が低下し、タバコの売り上げが減少している点です。
一方、新興国では、経済成長や人口増加などの影響により、喫煙率が上昇し、タバコの売り上げが増加しています。
このため、世界のタバコメーカーは、先進国では非燃焼系製品へのシフトを加速させ、新興国では市場拡大を狙った積極的な投資を行っています。
具体的には、以下のような取り組みを進めているようです。
- 非燃焼系製品の開発・販売
- マーケティング・プロモーションの強化
- 新興国への投資
新興国のシェアを拡大しつつ、非燃焼系にスイッチしていくようですね。
まとめ
今回、ざっくり簡単にまとめてみましたが、たばこ株への投資するにはいいタイミングな気がしています。
BTIは、タバコ以外の事業にも力を入れています。そして、タバコ事業の収益を30%以下に抑え、非タバコ事業の収益を70%以上とする目標を掲げています。
タバコ以外の事業も順調に推移しているようなので、将来の株価はそこまで悲観しなくてもいいのではないかと思っています。
今回の記事は、あくまで個人的な見解なので、実際に投資する際は自己責任でお願いいたします。
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