今回は、SBI岡三アセットマネジメントから、2024年9月27日に新規設定されるオール・カントリー好配当リバランスオープン(年4回決算型)についてご紹介したいと思います。
こちらの投資信託は、巷で人気のオール・カントリー型の投資信託ですが、年に4回分配金を出すタイプになっています。
そして、「高配当」ではなく、「好配当」というところもポイントになっています。
オール・カントリー好配当リバランスオープン(年4回決算型)の基本情報
オール・カントリー好配当の基本情報をまとめてみました↓
ファンド名 | オール・カントリー好配当リバランスオープン(年4回決算型) |
設定日 | 2024年9月27日予定 |
投資対象資産 | 株式 |
投資対象地域 | 日本を含む先進国及び新興国 |
実質的な負担(年率・税込) | 1.493%程度 |
対象インデックス | クロッキー・オール・カントリー高配当株指数 |
主要投資対象の配当利回り | 年率?% |
決算日(毎年) (休業日の場合は翌営業日) | 年4回 1月、4月、7月、10月の各23日 |
為替ヘッジ | なし |
聞きなれないですが、クロッキー・オール・カントリー高配当株指数とは
「クロッキー・オール・カントリー高配当株指数」とは、ドイツ銀行グループが独自に開
目論見書から引用
発した株式分析手法である「クロッキーモデル」に基づき全世界の株式から、高配当
かつ割安と判断される株式を選定する戦略のリターンを反映する指数です。
とのことです。
クロッキー・オール・カントリー高配当株指数の選定方法
投資対象となっているクロッキー・オール・カントリー高配当株指数ですが、選定方法は以下の通りです。
①全世界株式(MSCI ACWI指数構成銘柄)から金融・不動産セクター、無配当銘柄を除く
②好配当銘柄を抽出
③株価の上昇期待が高い銘柄を選定
④上位銘柄を選定(50 ~ 70銘柄程度)
②の「好配当銘柄の抽出」ですが、好配当銘柄の選定方法はこちらです↓
<以下の銘柄を除外>
- 時価総額が小さい銘柄
- 収益性が低い銘柄
- 財務健全性が低い銘柄
- 配当利回りが低い銘柄
- 株価変動が大きい銘柄
単に高配当というわけではなく、財務が健全で、配当があり、β値が低い銘柄ということでしょうか?
正直、自分好みの銘柄選定でもあるので興味が湧いてきます!
この中からさらに、クロッキーモデルに基づき、割安で上昇期待が高いものをピックアップしていくようです。
クロッキーモデルの選別方法の詳細が分かりませんが、株価変動が小さい銘柄から選ばれているようなので、株価上昇スピードも緩やかなものが選定されるのではないでしょうか?
さらに、上位50~70銘柄を最終的な投資対象とするようなので、分散効果も十分効いているように感じます。
個人的には金融・不動産セクターは個別株などで投資予定なので、銘柄もかぶらず丁度いいなと思いました。
個別株の選定基準は投資効率の良いものを基準にしていますので、よかったらこちらも読んでみてください↓
オール・カントリー好配当リバランスオープン(年4回決算型)の構成銘柄
それでは、気になるこの商品の構成銘柄を紹介します!
構成銘柄の上位10はこちらです↓
企業名 | 国 | セクター | 利回り(%) |
ブリティッシュ・アメリカンタバコ | イギリス | 生活必需品 | 9.7 |
アルトリア・グループ | アメリカ | 生活必需品 | 8.6 |
インペリアル・ブランズ | イギリス | 生活必需品 | 7.4 |
シンガポール航空 | シンガポール | 資本財・サービス | 6.9 |
アンベブ | ブラジル | 生活必需品 | 6.4 |
ペトロチャイナ | 中国 | エネルギー | 6.2 |
タイ石油開発公社 | タイ | エネルギー | 6.2 |
ブリストル・マイヤーズ・スクイブ | アメリカ | ヘルスケア | 5.8 |
ライオンデルバセル・インダストリーズ | アメリカ | 素材 | 5.6 |
フィリップモリス・インターナショナル | アメリカ | 生活必需品 | 5.1 |
アメリカやイギリスの株が多く入ってはいますが、ブラジルや中国、シンガポールなどの株も上位に組み入れられているのが特徴的ですね。
個人的に、タバコ株は個別株で投資していますが、この投資信託でも多く投資されているので、この商品を買ってもいい気がしてきました。
配当利回りも、かなり高めのものが選ばれているので、投資信託の分配金率も少し高めに設定されるのかもしれませんね。
セクターの比率も特徴的で、エネルギー・ヘルスケア・生活必需品の3セクターで60~70%を占めています。
テクノロジー系のセクターの比率が少ないので、S&P500やオルカンに投資している人は、こちらも投資するとバランスが良くなるかもしれませんね。
投資対象は全世界とは言っていますが、米国が60%以上となっているので、国別の分散効果は薄いのかもしれません。
まとめ
新NISAも始まり、分配金が出るタイプの投資信託の新商品が次々と発表されています。
各々のライフステージに合わせて、選択肢が増えて嬉しい限りです。
そんな中、待望のオールカントリー型の好配当タイプの投資信託が発売となりました。
銘柄分散だけでなく、地域分散もできる投資信託。
個別株は怖い!けど配当は欲しい…という方は、これ1本投資しておけば何とかなりそうですね。
※この記事は投資商品を紹介しただけなので、最終的な投資判断は各々よく考えた上で自己責任でお願いいたします。
追記:どうやらこの投資信託は対面販売のみで、ネットでは購入できないみたいです(残念…)
それではまた次回の記事で!
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