
いまやキャッシュレス決済の代表格となったPayPay。コンビニ、スーパー、飲食店、ネットショッピングまで、あらゆるシーンで使えて超便利ですよね。
でも、マネーフォワードMEなどの家計簿アプリと連携させようとすると、「あれ?PayPayだけうまく取り込めないぞ…」という壁にぶつかる人、実はかなり多いみたいです。
PayPay公式の連携機能がないため、支払い履歴を自動でマネーフォワードに反映させることはできない――これは一見、大きな盲点。でも、あきらめるのはまだ早い!実は“ちょっとした工夫”をすれば、PayPayでの支払いをマネーフォワードに反映させる裏技があるんです!
この方法を使えば、これまで手動で入力していたPayPayの支払い情報も、ほぼ自動でマネーフォワードに取り込めるように!家計簿の精度がグッと上がって、無駄遣いの可視化や月々の予算管理もスムーズになります。
家計簿をつけている人も、これから始めようと思っている人も、そして「PayPayばかり使ってるけど家計が把握できてない…」というあなたも――この記事を読めば、今日から家計管理がひと味変わること間違いなし!
PayPayとマネーフォワードの関係
- PayPayとマネフォワードは連携できるか?
- PayPayとマネーフォワードが連携できない理由
PayPayとマネフォワードは連携できるか?
結論から言うと、PayPayはマネーフォワードMEと“直接”の連携には対応していません。

連携口座検索に「PayPay」を入力しても、出てきません。

これは多くのユーザーが「当然できるだろう」と思っているだけに、意外な落とし穴です。
マネーフォワードは、銀行口座やクレジットカード、電子マネー、ポイントサービスなど、数多くの金融サービスと連携可能な家計簿アプリです。しかし、PayPayに関しては現在、マネーフォワード公式での自動連携は非対応となっています。
では、PayPayの支出をマネーフォワードで管理するのは無理なのか?
そんなことはありません。実は、間接的な方法でPayPayの支払い情報をマネーフォワードに取り込む方法が存在します。詳しい方法は後半で解説します。
PayPayとマネーフォワードの“直接連携できない”という事実にがっかりするかもしれませんが、ポイントはどう工夫して取り込むか。
PayPay証券もマネーフォワードに連携できない?
PayPayグループのサービスにPayPay証券がありますが、こちらのサービスも連携できません。


厳密にいうと、連携はできますが、金融資産のデータは反映されず、現金のみの数値しか見れません。



PayPay証券で投資している人は自分で投資成績を管理するしかありませんね…
PayPayとマネーフォワードが連携できない理由
家計簿アプリの定番「マネーフォワードME」は、銀行・クレジットカード・電子マネー・証券口座・ポイントサービスなど、2,600以上の金融機関と連携できる非常に強力なツールです。これだけ多くのサービスに対応していれば、「PayPayも当然連携できるでしょ?」と思うのは自然な流れ。しかし、実際にはPayPayとの“直接連携”は現時点でできません。
では、なぜPayPayだけが連携できないのでしょうか?
その理由は大きく分けて、技術的な制限とサービス提供側の方針の2つがあります。
1. APIが公開されていない
まず第一の理由がこれです。
マネーフォワードのような家計簿アプリは、金融機関のAPI(アプリケーション・プログラミング・インターフェース)を通じて取引データを取得しています。つまり、PayPay側が「うちのデータを安全に取得していいですよ」という仕組みを整えて公開していないと、マネーフォワード側は勝手に情報を取りに行くことができません。
現在、PayPayはこのオープンAPIを外部サービス向けに公開していないため、マネーフォワードとの自動連携は不可能というわけです。
2. セキュリティとプライバシーへの配慮
PayPayは非常に多くの人が利用している決済サービスだけに、セキュリティや個人情報の取り扱いには極めて慎重です。外部サービスとの連携を広く認めることで、万が一でもデータ流出や不正利用が起こるリスクを避けたい、という判断があると考えられます。
3. そもそもPayPayは「支払い手段」であって「明細サービス」ではない
もう一つの観点として、PayPayはクレジットカードのような「明細情報の発行」を主目的としていません。PayPayアプリ内では過去の取引履歴を確認できますが、それを他サービスに自動提供する仕組みは設計されていないのが現状です。
つまり、PayPayがAPIを公開していない限り、マネーフォワード側での対応は難しいというのが真実。ユーザーとしては少々もどかしい状況ですが、今後のアップデートや提携によって改善される可能性もゼロではありません。


PayPayとマネーフォワードを間接的に連携する方法
- PayPayとクレジットカードを紐づける
- PayPayの支払い画面からマネーフォワードに共有する
- 手動でPayPayをマネーフォワードに入力する
- PayPayの支払いをマネーフォワードに連携する裏技!まとめ
PayPayとクレジットカードを紐づける
PayPayの支払い方法には、銀行口座などから現金をチャージする残高払いと紐づけたクレジットカードによるクレカ払いがあります。
このPayPayに紐づけているクレジットカードをマネーフォワードに連携しておくことで、PayPayで支払いしたデータを自動的にマネーフォワードに取り込むことが可能になります。
2025年4月現在では、PayPayに紐づけられるクレジットカードはPayPayカード以外の他社のカードでも可能なので、メインで使っているクレジットカードを紐づけておけばいいでしょう。



2025年春以降のアナウンスに注目です!


マネーフォワードに連携できるクレジットカードを、PayPayに紐づけておけば、このように自動的にデータが反映するので安心です。


PayPayの支払い画面からマネーフォワードに共有する
もう一つの方法は、PayPayでの支払いの都度、支払いデータをマネーフォワードに共有する方法です。
やりかたは簡単で以下の通りです。
①右上の共有マークをタップ


②【その他】からマネーフォワードを選択




③「投稿」を押せば、マネーフォワードにデータが反映されます。


マネーフォワード側であらかじめ、「PayPay」の口座を作成しておけば、PayPay残高から支出することも可能です。



毎回作業するのは面倒ですが、残高払いを管理することができます!
手動でPayPayをマネーフォワードに入力する
最後は一番単純な方法の手入力です!
PayPayで支払いをするたびにマネーフォワードに手入力する方法なので、手書きの家計簿と変わらない気がしますが、マネーフォワード上でまとめて管理することはできますね!
PayPayの支払いをマネーフォワードに連携する裏技!まとめ
PayPayは非常に便利なキャッシュレス決済ツールですが、マネーフォワードMEとの直接連携ができないという点は、家計管理をしている人にとって大きな悩みのタネですよね。
とはいえ、今回ご紹介したように、PayPayの支払い方法を工夫することで、間接的にマネーフォワードへ支出情報を反映させる“裏技”はしっかり存在します。
たとえば、PayPayにクレジットカード(PayPayカードなど)を紐づけて支払えば、そのカードの明細がマネーフォワードに自動反映されます。銀行口座からチャージしている場合でも、チャージ履歴を家計簿に組み込むことで、ある程度の支出は見える化可能。さらに、PayPay残高を定期的にチェックして手動入力するなど、ちょっとした工夫を加えるだけで、かなり正確な家計管理が実現できます。
大切なのは、「完全自動化はできないけれど、工夫次第で精度の高い家計簿は作れる」ということ。PayPayを使っているからといって、家計簿を諦める必要はありません。この記事で紹介した方法を活用してみてください!

